蜂の子はメタボ改善に効果的
ぽっこりしたお腹が気になるメタボ。
脳卒中や糖尿病など重大な病気の引き金になるため、メタボの改善は重要です。
健康食品の蜂の子には、メタボの改善に効果的な成分が多く含まれています。
メタボ改善に役立つ蜂の子
メタボとは、メタボリックシンドロームの略称で、代謝異常症候群という和名があります。
内蔵に脂肪が蓄積した内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖・高血圧・脂質異常症(血液中の悪玉コレステロール値が高い症状)のうち2つ以上の症状が一度に出ている状態をメタボといいます。
糖尿病や脳卒中、心臓病などにつながりやすく、メタボ改善は健康的な生活の維持に重要です。
古くから健康食品として親しまれてきた蜂の子には、以下のような効果があるため、メタボ改善に役立ちます。
- 代謝を促す効果
- 筋肉増加や疲労軽減効果
- 血行を促進する効果
- ストレスを軽減する効果
- 質の良い睡眠を促す効果
以上の蜂の子成分の効果について、それぞれ具体的にみていきましょう。
メタボを改善する蜂の子の効果
代謝を促す効果
メタボは、代謝異常症候群という和名の通り、糖や脂質が代謝しきれずに内臓に脂肪となって貯まっている状態です。蜂の子には、糖・脂質・タンパク質の代謝に不可欠な成分が含まれています。
ビタミンB群は代謝ビタミンと呼ばれ、脂質・糖・タンパク質をエネルギーに変換するのに必須です。蜂の子に含まれるビタミンB1、ビタミンB2、ピリドキシン、ナイアシン、パントテン酸は代謝を助け、メタボの原因となる内臓脂肪の蓄積を防ぎます。
タウリンには、特に脂質の代謝に重要な肝臓の機能を補助する働きがあります。タウリンは、脂肪の代謝を行う肝臓の胆汁酸の分泌や肝細胞の再生を促します。肝機能を補助することで、血中の悪玉コレステロール値を下げ、メタボの原因となる内臓脂肪の蓄積を防ぎます。タウリンが不足すると動脈硬化や脂質異常症のリスクが高まります。
メチオニンには、特に脂質の代謝に重要な肝臓の働きを促進し、コレステロール値を下げる働きがあります。脂肪肝を防ぎ、肝機能を保護する働きもあります。
蜂の子に含まれるマグネシウムには、酵素の働きを助けて脂質・糖・タンパク質の代謝を促進する効果があります。マグネシウム摂取は糖尿病を予防することも研究で確認されており、高血糖を予防してメタボ改善に役立ちます。
筋肉増加・疲労軽減効果
メタボ改善には、適度な運動で脂肪を燃焼させることが重要です。
蜂の子には、筋肉増加、疲労感の軽減といった運動を補助する効果があります。
バリン・ロイシン・イソロイシンは蜂の子に含まれる必須アミノ酸です。これらは筋肉を構成する主成分で、筋肉に含まれる必須アミノ酸のうち約35%を占めています。筋肉の増加は代謝エネルギー量を増やし、メタボの原因となる内臓脂肪を減少させます。
バリン・ロイシン・イソロイシンは筋肉の分解を防ぎ、筋肉の維持・増加に役立ちます。特にスポーツ栄養学やダイエットで注目されており、脂肪の燃焼を促す作用もあります。
イソロイシンは筋肉のエネルギー源となるグリコーゲンを貯蔵するためにも必要です。イソロイシン不足はエネルギー不足を招き、筋肉疲労をもたらします。イソロイシンは脳の疲労感を軽減する効果もあります。
パントテン酸はビタミンB群に含まれ、疲労感を和らげる働きがあります。
前述の通り、蜂の子には糖・脂質・タンパク質の代謝に欠かせないビタミンB群が含まれています。これらは筋肉へのエネルギー供給に必須で、筋肉の増加・維持に役立ちます。これらの成分を一つの食品から同時に摂取できるのが蜂の子の利点です。
血行を促進する効果
蜂の子には、血管を健康に保ち、血行を良くする成分が含まれています。
これらの成分は、メタボの症状である高血圧や血中の悪玉コレステロール値の上昇を防ぎます。
アルギニンは、体内で一酸化窒素を生成するのに必要です。一酸化窒素は血管を拡張する作用があり、血流をスムーズにすることで血圧の上昇を防ぎます。
アルギニンには、血糖値を下げるインスリンの分泌を促進する効果があり、メタボ改善に役立ちます。
タウリンには、肝機能を助ける働きと共に、身体や細胞を正常な状態に保つ働きがあり、高くなり過ぎた血圧を下げる作用があります。タウリンは脂肪代謝の促進と血圧抑制効果により、メタボ改善に役立ちます。
ナイアシンには、血管を拡張して血行を促進する働きがあります。メタボの構成要件のひとつである脂質異常症の改善薬ニセリトロールにも使われており、血液中のコレステロール値を下げる働きがあります。
パントテン酸はビタミンの一種で、血中の善玉コレステロール値を上昇させる働きがあり、動脈硬化を予防します。
オレイン酸は、オリーブオイルなどに含まれることで有名な不飽和脂肪酸です。蜂の子に含まれる脂肪酸のうち、最も割合が大きいものがこのオレイン酸です。オレイン酸は血液中の悪玉コレステロールを減少させる効果があり、メタボ改善に役立ちます。
蜂の子には、赤血球の材料になる鉄や、赤血球生成を促進するビリドキシンが含まれています。これらは血液の酸素運搬能力を高めるために必須です。赤血球が減少して血液の酸素運搬能力が低下すると、それを補うためにより多くの血液を送ろうとして血圧が高くなります。鉄・ピリドキシンの摂取は高血圧の予防に欠かせません。蜂の子に含まれるビタミンCは、鉄の吸収を助ける働きがあります。
ストレスを軽減する効果
ストレスや精神疲労もメタボの危険性を高めます。
蜂の子に含まれる成分には、ストレスを軽減する効果があります。
やけ食いという言葉もありますが、ストレスは食欲を高めて肥満を招き、高血糖・高血圧・脂質異常症の原因になります。
ストレスが加わると、自律神経の交感神経が刺激されて血管が収縮します。血管が収縮すると、血液を送るためにより大きな圧力が必要になり、血圧が上がります。
ストレスを受けると、対抗するためにコルチゾールというホルモンが分泌されます。このホルモンは血糖値を上昇させる働きがあるため、ストレス状態が続くと高血圧や高血糖などメタボ症状を引き起こします。
岐阜大学医学部による蜂の子成分を使用した研究により、蜂の子成分には血中のコルチゾール値を低下させる働きがあることが確認されています。コルチゾールはストレスに反応して分泌されます。蜂の子成分がストレスを軽減することが、この実験から明らかになっています。
蜂の子には、ストレスを軽減する成分が豊富に含まれています。
トリプトファンは「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの材料になります。セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンなど感情に関わる物質を調節する作用があり、精神を落ち着かせる働きがあります。
フェニルアラニンは必須アミノ酸で、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンといった神経伝達物質の材料になります。これらはストレスホルモンとも呼ばれ、ストレス下で気力や集中力を維持するのに役立ちます。
メチオニンはドーパミンやセロトニンの生成を促す作用があり、ストレス軽減に役立ちます。
ナイアシンは精神不安やうつ症状を防ぐ効果があります。
蜂の子に含まれるカルシウム・マグネシウム・亜鉛といったミネラルは、ストレスホルモンの生成に必要です。
質の良い睡眠を促す効果
十分な睡眠はメタボの改善に重要です。
蜂の子には、質の良い睡眠を促す成分が含まれています。
睡眠不足は、高血糖・高血圧といったメタボ症状の原因になります。
睡眠はホルモンの分泌に深く関わっており、睡眠不足は食欲を刺激するホルモンの分泌を高め、逆に食欲を抑制するホルモンの分泌を減少させます。睡眠不足の状態では、血糖値を下げるインスリンの働きも悪くなります。
睡眠不足は、交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスを乱します。睡眠時には副交感神経が活発になるため、睡眠不足の状態では交感神経が優位になります。交感神経の働きは血管を収縮させるため、睡眠不足は血圧の上昇を招きます。睡眠時間が6時間と5時間のグループを比較した実験では、5時間のグループが高血圧になる割合が37%も高いという結果が報告されています。
トリプトファンは体内でメラトニンの材料になります。メラトニンは体内時計のリズムを整える物質で、幼児期に最も多く分泌され、歳を取るごとに減少します。歳を取ると睡眠時間が短くなるのは、メラトニンの分泌量が減るためです。トリプトファンは、質の良い睡眠を促す効果があります。
蜂の子に含まれるグリシンは、高い安眠効果が確認されているアミノ酸です。血管を拡張する効果があり、入眠時に表面体温の上昇を促すことで体内の熱を放出します。入眠時の体温低下は、自然な睡眠を促します。
セリンはアミノ酸の一種で、深い睡眠を促す効果が実験で確認されています。就寝前にセリンを摂取すると、寝つきや睡眠に対する満足度が改善し、途中で目が覚める回数が減ったとの研究報告があります。
蜂の子でメタボを改善
蜂の子には、代謝促進・筋肉増加・血行促進・ストレス軽減・良質な睡眠を促す効果などがあり、メタボの予防・改善に効果的です。
メタボは動脈硬化を招き、脳卒中や心臓病など重大な病気の原因となります。
健康的な生活を送るために、蜂の子を試してみることをお勧めします。